自分か、知人か、あるいは見ず知らずの他人か

時事というよりさっき聞いたニュースを拾いますが、2023年の全国の交通事故死者数が8年ぶりに増加したそうです。実数は2678人で、前年対比2.6%増。コロナ禍の収束に伴って交通量が増えたことが要因だそうです。こういう数字、統計的には不可決だけど、そこに一人ひとりの生命が関わっていると思うたび切なくなります。
さらにニュースでは、二輪車の死者も増えているとアナウンス。中でも、自動車が右折する際、対向車線から直進してくる二輪車と衝突する死亡事故が多くなっていると伝えました。
右直(うちょく)と呼ばれる事故です。今に始まったものではありません。それが起きる原因は、大きく二つあると思います。一つは、クルマが交差点を右折しようとするとき、遠くから直進してくるオートバイの速度を見誤ってぶつかるケース。小さく見えるオートバイは、思いのほか速いのです。
もう一つは、クルマが交差点で右折待ちをしているとき、直進するクルマが途切れたのを見計らって交差点内に進入するも、通り過ぎた直進車の右奥(死角)から出てきたオートバイと接触するケース。
以上の文脈では、クルマ側の注意不足だけを指摘するように読めますが、オートバイ側も右直事故が起きる可能性を予見して交差点に入らなければなりません。信号が青だからと速度を緩めないとか、クルマの左側に隠れるように走るとか、そもそも右折しようとするクルマが確認できたら、「あるかも?」と思わなければならない。要するにトラブルは、「ないはず」と高を括ったり、それ自体に無関心だと容易に起こり得るのです。僕もそういうことを肝に銘じて運転しなければなりません。
残念な事実ですが、現在の交通事情の中で死亡事故は確実に起こります。それを受けて非常に厳しいことを言えば、統計にカウントされるのが自分か、知人か、あるいは見ず知らずの他人かという話になってしまいます。けれど、防げる事故もある。
朝元気に家を出た人が、突然帰らなくなる。それが事故の痛ましさです。亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

空間の醍醐味って、やっぱり容積が肝だと思う。

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