老害の老老

何かにつけ「今の若い者は!」とボヤく。
提案に対して、ひとまず否定する。
立場が弱い者に強い物言いをする。
「それは知らなかった」と言えなくなる。
「知らないので教えて」とも言えなくなる。
礼を口にできなくなる。
さっきネットで『老害のサイン』を検索したら、こんなのが出てきました。おっかないですね。各項目を目にしながら、自分はどうなんだろうと気になってしまうのは、存在自体が老害になる年齢に達した不安があるからでしょう。
裏を返して、僕が老害の可能性を帯びる年齢になって思うのは、若い頃にはなかった怖さを覚えるということです。もっとも大きいのは、自分が不要になるんじゃないかという恐怖でしょう。だから体力では敵わなくても、経験で培った精神力を発揮して、自分の居場所を頑なに守ろうとする。
わからなくないなあと思ってしまうのは、やはり年齢なんだろうなあ。
こんな話になったのは、これまたさっき電話で持ち上がった件が、まさしく老害っぽい人物による被害相談だったからです。で、問題を起こしているそいつに『老害のサイン』を当てはめてみたら、これがことごとく赤信号だった。なので、僕は相談してきた相手に断言したんです。社員でもないそんなヤツ、あなたの権限で解雇すればいいと。
「いやいや、ここまでそれとなくやってきたし、何より同い年だし、そういう人もいるんだなあと思うわけですよ。切るのはいつでもできるし」
老害の可能性を帯びた世代が老害をかばうみたいで、ちょっと泣けました。いろんなところに老老はあるみたい。
ひとまず、知らないことをむしろ武器にする図々しさを保ちつつ、教えてもらったら元気よく「ありがとう」と言える大人でいられるよう努めます。

メイフラワーというだけあって、軒先のバラが「私を見て!」と歌いかけてくる。

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