関東地方の梅雨が明けたのは、確かちょうど1週間前の木曜日。おそらくその日から、サーモスタットが壊れたヒーターが暴走するような暑さが始まりました。連日35度越えはニュースで伝えるべき話題となり、情報番組は熱中症の危険性を繰り返し伝えている。それでも容赦なき日差しが降り注ぐ屋外で働く人はたくさんいらっしゃいます。
ベランダの下の、近所の噂では病院が建つという工事現場。盗撮魔のように毎日一度は進捗状況を眺めるわけですが、この炎天下の仕事ぶりには頭が下がります。そんな方々の姿に変化を覚えました。
空調服って言うんでしたっけ。電動ファンが送る風で体の熱を下げるという画期的なギアです。僕はそれ、身に着けたことがないのだけど、夏になると工事をされる方がこぞって着用されているのを見て、1枚まとってもそのほうが涼しいんだろうなあと思っていました。
その主流はベストだったはず。ところが眼下の人々は長袖だらけ。なおかつフードまで被っているスタイルが多数。本当に失礼ながら、見た目はメチャクチャ暑そうなんです。または恐ろしい事故現場の映像に移る防護服みたいで、なかなかに異様な光景に映ります。それでもこの異常な気候では、真冬のダウンジャケットみたいに膨らんだ服を全身にまとうほうが涼しいのでしょうか。いや間違いなく、そこまでしないと耐えられないんでしょうね。
一切調べず書いておりますけれど、あの長袖&フードの空調服は、けっこうな値段がしそうです。それぞれ色味が違うので、会社支給のユニフォームや標準装備ではないみたい。となると、個人が自腹で用意するのかな。目の前の仕事を倒れずこなすために。
厚生労働省の審議会が過去最大となる最低賃金の引き上げを検討。一方で企業は賃金の引き上げ分を価格転嫁できない状況に戦々恐々。そしてメディアはひたすら屋外活動の危険性を放送中。
なんて情報など気にしていられないんでしょうね。工期が迫る現場で働く人々は。そんな名もなき人々の労力によって、今日も工事は進みます。

盗撮のそしりは免れないけれど、こんな感じで完全防備なんですよ。
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