京都、終わった?

昨日のここで書いた、録画を観る前にドジャース対メッツ戦の結果が漏れた場所は京都でした。いかに仕事であれ、「行けていいなあ」とうらやましがられる街のナンバーワンです。わかります。観光以外に目的を持つことが理解できないと叱られることは。
そんなこんなで、午前9時台の新幹線はほぼ満席。そして噂通り、外国人観光客を多く見かけました。降車した先の京都駅も同様。耳に飛び込んでくる言語も様々なので、いろんな国の人が古都を目指してくるようです。
「清水寺の駐車場を使えるのが観光バスだけになりましたよ」
これは、京都駅付近のレンタカー屋さんから聞いた話。やっぱりオーバーツーリズムは大変なんですかとたずねた僕らに対して、真っ先に教えてくれた情報でした。一般車はどこに停めればいいかというと、清水寺の下の駐車場を探す他にないんだそうです。まぁ、八坂神社あたりから坂を上っていくのも風情があるけれど、足の悪い母親といっしょなら、こりゃ清水寺は諦めなくちゃいけないなと思いました。
取材先は、京都御苑の北東の左京区。この辺りまで来ると観光客の姿は少なくなります。ただ、そこに至る東大路通では、およそどのバス停も長蛇の列。ここで暮らしていると思しき人もいれば、大きなスーツケースを持つ外国人もいました。
名所旧跡に近い停留所にだけ停まる、観光客向けの急行バスが運行していると聞いていたけれど、このサービスを利用しない外国人は少なくないのでしょうか。それとなくオーバーツーリズムの実態に触れたようで、これじゃ京都に住む人も大変だと思った次第です。
「京都、終わったな」
そんな有体の決め台詞を吐いたのは、同行のフォトグラファー。ただ言ってみたかっただけなのでしょう。しかし往きの新幹線で、大きな荷物を置ける場所を予約したのに、乗ってみたら予約外のスーツケースだらけで怒りを覚えたらしいので、彼もまたオーバーツーリズムの被害者と言えそうです。
京都、終わるのか? いやいや、遥か昔から観光客を迎え入れてきた街だから、容易く終わるはずはない。しかし、歴史ある建物と現代の暮らしが混在している京都の魅力は、否応なく変化を迫られるのかもしれない。なんて無責任な思いを古都に残した日帰り取材でした。そう、日帰りなのよ。うらやましくなんかないでしょ?

京都に来た印にと車窓から八坂神社。クルマの窓枠が入っちゃった。

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