どこかで特別なお祝いが開かれるのか知りませんが、2005年の2月15日は、カリフォルニアでYouTubeが設立された日だそうです。
それまでなかった、動画が共有できるサービスをつくり上げたのは3人の若者。同年4月、創設者の一人を動物園で撮った動画を初投稿。その年の12月15日に正式運用が開始されると、瞬く間に利用者が増え、設立1年余りでGoogleの買収相手になるほど成長したそうな。
そんなYouTubeの華々しいスタートはさておき、今から20年前の僕は一体何をしていたんだろうと考えてみたのです。YouTubeなるものについては何も知らなかった。調べてみたら、日本語版のホームページ開設が2007年6月らしいので、試しに視聴してみたのは、おそらくそれ以降だったのでしょう。
さらに記憶が怪しいのは、僕のスマートフォン導入時期。2000年の00年代には使っていなかったような。だから今でもYouTubeをスマホで見ないのかもしれない。というより、見られないんですよね。小さな画面で動画を眺めるのがしんどいままだから。
そんなこんなで、今日の僕の生活には動画配信サービスが浸透しきっています。先日、3か月ぶりに髪を切りに行ったら、いつもの店長がふいにたずねてきました。
「トナオさんでもYouTubeを見ますよね?」
「でも」というワードセンスをあえて問い質さないまま、もちろんと返すと、当然のことながら「何を?」となります。一番多いのは音楽関連と言ったら、「げっ」という表情を浮かべました。それこそ20年来の関係でも、同じプログラムに興味をもつわけじゃないのよ。
彼女が好きなのは、都市伝説の検証関連。それを見ていればバス通勤も苦じゃないそうな。あるいは、接客時のネタを収集する職業的努力を果たしているのかもしれない。そんなふうに都市伝説に詳しい美容師が現れるなんて、YouTubeの創業者たちは想像できたのかな。
いずれにせよ、あって当然と思わせるまでに20年。長いのか短いのか断定できないけれど、100年後から俯瞰したら、僕らはとんでもない変革の時代を生きているのは確実なんでしょうね。
ちなみに最近は、テレビ内臓のアプリを起動させ、大きい画面でYouTubeを見ています。これがギターのお稽古に便利。なのだけど、そんなものがない中でギターを弾き始めた頃の自分に、時々申し訳なくなったりもします。

恙なくスマホで動画を見ている人もたくさんいるはずの、新橋駅にて。
