今日は冬至。簡単に言えば、1年でもっとも昼間の時間が短い日。ここでもよく書きますが、冬至が近づいてくると不思議とソワソワするんですね。クリスマスとは比べ物にならないくらいに。なぜだろう?
僕が住む町ではこれから冬の本番を迎えます。やせ我慢でいまだ厚手のコートを着ていないけれど、もう無理ですね。ウールのセーターも必需となるでしょう。その季節感に対して「冬に至る」という字を当てたセンスが素晴らしい。でも、それだけじゃないんです。
今日が1年でもっとも昼間の時間が短いということは、明日から少しずつ昼間の時間が長くなるということですよね。それは同時に、この地上を暖める太陽光が降り注ぐ時間が増えることでもあるわけです。これから冬の本番を迎えるにもかかわらず。重要なのはここ!
どんなに凍えようと、やがて必ず暖かな季節はやってくる。冬至とは、そんな明るい未来の示唆でもあると思うんですね。一方で、素晴らしい今日に留まりたくても何が起こるかわからない明日に否応なく連れていかれるという、この星の、あるいは宇宙の仕組をわかりやすい形で思い知らされるのが冬至でもあるわけです。
それらの対比を希望と絶望と表するのはいささか詮無いですね。陽と陰にしましょうか。いずれにせよ二律背反的な領域が自分の心の内に実在する事実を、僕は冬至によって確認させてもらえるのです。そしてまた、時に陽と陰のバランスに悩んで立ち止まっても、この世界は昼と夜の長さを1日ずつ確実に変えていく。その絶対的法則に救われることもあります。
何だかちょっと大袈裟ですね。でもまぁ、とにかく、いわゆる冬至が好きなのです。半年後の夏至が近づいた頃にも、似たようなことを言い出すと思います。

正午あたりに現れる影も、明日から少しずつ短くなるのね。
