タイブレーク

目覚めたら正午過ぎという体たらくを反省させてくれたのは、昨日の甲子園でした。ふとつけたテレビに、聖光学院vs常葉大菊川の試合。ぼやけた頭で眺めていたので、途中経過はよくわからなかったのだけど、気付いたときには互いに9回まで無得点だったから、実力が拮抗していたのでしょう。
そしてタイブレーク。現在の高校野球は、9回まで同点だった場合、10回からの攻撃はノーアウトでランナー1、2塁から始まります。主な理由は、試合が長引くことを避けるべく、得点が入りやすい状態をつくり、早々の決着を促すため。
タイブレークに入ると、ゲームの流れが一変します。得点が入りやすい状況になると、多少の失点は許せるからなんでしょうね。そうして、そこまで0対0の膠着状態に動きが出てくる。
実際に聖光学院と常葉大菊川は、タイブレークに入った途端、点の取り合いを見せました。先行の常葉大菊川が10回の表に2点を得れば、後攻の聖光学院も2点を取る。11回もまた互いに1点を取り合い、延長戦は12回へ。ここで常陽大菊川は0点。対する聖光学院は苦しみながらも1点を奪ってサヨナラ勝ち。
雌雄を決することが残酷だという見方もあるでしょう。特に青春の代名詞的なブランドイメージを持つ甲子園では、できればどちらも勝たせてやりたいという思いが働きます。けれどおそらく選手にとってもっとも残酷なのは、勝敗を決せないことじゃないでしょうか。本気で取り組んだものであれば、明確な結果が出ない限り、前にも先にも進めないだろうから。
そんな考えのもとでただの傍観者が何か言うとしたら、実力が拮抗した試合展開でタイブレークまで持ち込んだ両者は素晴らしかった、ということです。いいものを見せてくれてありがとうとお礼も述べたい。やはりとにかく何にせよ、均衡(Tie)を破る(Break)地点まで必死に戦うことが重要なんですよね。でなければ、時の運を語る資格はないのだろうと。
そんなもっともらしいセリフ、最初から午前中を諦めて惰眠を貪った者が口にする資格はありませんね。

白木蓮ですね。

 

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