久しぶりに仕事を共にしたフォトグラファーから、家族旅行の話を聞きました。最初にスペインに入って、最後はフランスだったかな。どうだった? とたずねたら、「大変でした」だって。前に小学生の兄弟がいると教えてもらったので、子供たちとの移動を指しているのかと思いきや、予期せぬ飛行機のキャンセルに遭遇して、旅の予定が狂ったことに苦労したそうです。
僕も海外取材のトランジットで、「今日は飛ばない」という意味不明な理由を突きつけられたことが何度かあるけれど、あれは焦りますね。何しろ言葉がよくわからないし。それでも彼は、おそらく父としてピンチを乗り越え、無事に家族を目的地に連れていった。親の経験がない僕が想像するのは、子供たちの記憶です。予定通りに事が運ばない非日常が旅の醍醐味だとして、それを少年たちはどう感じ取ったのか。
そういうのって、ずっと後になって話し合うと、家族それぞれ覚えているポイントが違ったりするんですよね。親の心子知らずだったり、その逆だったり。いずれにしても小さく驚いたのは、思い出の地が海外だったことです。今時の家族旅行なら当たり前なのかもしれませんね。僕の初海外は28歳でしたが。
もうひとつの家族旅行エピソードは、近所の居酒屋さん。僕が訪れた翌日から、ご夫婦と小学生の姉妹と大阪に行くと聞きました。USJと万博だそうな。前者はいいけれど、万博とはね。
折に触れ愚痴っていますが、僕は1970年の大阪万博に行けなかったことが軽いトラウマになっているのです。貧乏暇なしだった両親にも、そして僕にも、大阪はあまりに遠かった。なのに、かつての僕と同い年くらいの、東京に住む小学生が……ってのは、時代性に無頓着なひがみでしかありません。今となっては、海外も関西も近いんですよね。
ちょっと心配なのは、居酒屋家族です。出発前夜になっても、最寄りの新幹線駅までの交通手段が決まっていませんでした。家族旅行って、なぜかバタバタするみたい。そのあたりは追々話を聞きに行きます。
8月になりました。家族旅行のピークなんだろうな。どちら様も気をつけてお出かけください。

アサガオは夏休みの課題に紐づくなあと思って。ちょっと元気なさげね。
