強制潜伏期間中にオリンピックが終わってしまい、そう言えば天候不順で試合予定が大幅に狂った甲子園も一昨日には幕を閉じました。あの智弁同士の決勝戦。そこまでの経緯を知らずに見たら、ほぼ同じユニフォームの選手だらけで困惑しちゃいますね。けれど今回が初の出来事ではないらしく、高校野球通にすれば「19年振り2度目だけど」とほくそ笑む機会になったのかもしれません。
そんなこんなで現在はパラリンピック。例によって様々な競技を眺めていますが、そこここで覚えた違和感について話します。
短時間にまとめられつつも、ほぼ毎回伝えられる、各選手が障害を負った理由。これ、要りますか? という件です。不要と断定するつもりはありません。個人的に希望するのは「それよりも」の情報なのです。たとえば陸上のトラック種目。400mを超えるとトラック上のカーブを何回か曲がることになりますが、その際のコーナリング技術とか、僕は知りたいです。陸上競技用の車いすって、前後に長いから直進安定性には長けていると思うのだけど、逆に小回りは利きにくいはず。その特性で速度を殺さずに曲がるには、どんな肉体的技術が必要なのか、車いす自体のセッティングはどうするのか等々。あるいは水泳の場合なら、肉体の前後または左右のバランス差を埋めるテクニックやトレーニング法がわかると、それぞれの泳ぎ方を見るポイントに深みが増す気がします。
あえてむずかしい話を遠ざけます。ここで僕が言いたいのは、オリやパラに関係なく、各競技を純粋に楽しみたいということなんですね。もちろん個々の選手には、競技の結果だけでは語り尽せない様々な事情がある。それに触れるのも大事だろうし、むしろ僕はそういう物語が大好きです。でも、オリやパラでこそ見ることができる競技ではまず、競技特有の興味をひく情報を伝えてほしいのです。
何というか、誰の人生も予定通りに進むわけではなく、「こんなはずじゃなかった」という崖の下で、思いがけない美しい花と出会うことがあるじゃないですか。
ここのところの注目はバスケットボール。想像以上に当たりが強くて驚きました。すでに何回も見ているので、今となっては「そういうものよね」と通を気取りながら観戦していますが。

通りの真っすぐ向こうに日が沈むこともあるんだね。年に数日だろうけど。
