制度導入の日

10月1日は数多くの記念日を抱えています。コーヒーの日。日本茶の日。メガネの日。ネクタイの日。補助犬の日であり浄化槽の日でもあり、地方的には都民の日。闘魂アントニオ猪木の日にもなっているらしい。
さておき個人で注目すべき2023年の今日は、インボイス制度が始まってしまう日ということになります。この話題、ここでの扱い方が悩ましいままです。僕のような個人事業主にとっては生活に直結する大問題なのだけど、そうではない人たちもたくさんいるし、それよりも103万円の壁に代表される扶養控除問題を注視している方もいらっしゃるでしょう。そして何より、感情のままに政権批判を繰り返すのも何か違う気がします。
なので今日のところは、インボイス制度導入に関する僕の心持ちだけお伝えすることにします。
当初は2023年3月に始まるとされたこの制度について、僕があれこれ心配になり始めたのは昨年末でした。お世話になっているクライアントに迷惑をかけちゃいけないという思いのもとに。
制度の詳細を調べてわかってきたのは、消費税の不可解な在り様でした。3パーセントの税率で消費税が導入されたのは、1989年(平成元年)4月1日。この新たな税の仕組について僕らが受けた説明は、「社会保障のため」でした。それならばと思った国民は多かったと思います。しかし実際には、消費税で得た財源を社会保障にあてがうための専用の財布は用意されませんでした。ゆえに、他の目的にも使える。それを許す記述はどこかにあった。でも、僕らはそれを見落とし、この社会が豊かになるのならと、後々10パーセントまで上昇する負担を受け入れてきました。
そんな罠っぽい方法を許してしまった結果、僕であれば新制度の厄介さに直面することになったのです。まぁ、消費税やインボイス制度に関しては、それ以外にも多くの疑問がありますが。
前にも書いたけれど、あれこれ譲る形で自らに反省を促すとすれば、あらゆる問題は自分事になって初めて深刻さが理解できるということでしょうか。僕らがこれからすべきは、クライアントとの相談です。制度なのにそんな余地が残されているのがおかしな点ですが、それくらい奇天烈な仕組です。
それから、2024年1月に始まる電子帳簿保存法と併せ、多くの企業や個人が混乱する予測がある中、インボイス制度がどうなっていくかを見守ること。なかなかに面倒ですが、やめてはならないものだと思っています。日曜日なのに、こんな話題ですみません。

ふと見上げた中秋の名月。佳きおぼろ。

 

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