無自覚のうちの特権行使

ずっと疑問に感じていることのひとつを話します。
「iPhoneじゃないんだ」とおっしゃる方がいます。それはほぼ100パーセントの確率でiPhoneユーザー。その口調は、人間が無自覚のうちに1分間で12回から20回の呼吸を繰り返すのと同じように、当然の感覚から来ているようです。けれど、違う言い回しもありませんか。ただシンプルに「アンドロイドなんだね」と言ってくれればいい。
そこに差別的な意識などないと思います。時に見下す雰囲気を漂わすケースとも出くわすけれど、大多数のiPhoneユーザーはこう思っているんじゃないでしょうか。この世界にはAppleのOSとiPhone以外は存在していない。僕はそんな感じを受けます。
だからアンドロイドユーザーの僕は、誰かとスマホの話をするのが好きではありません。
こんなデータがあります。OS基準の国内シェアは、iPhoneのiOSが約7割に対してアンドロイドは約3割。であれば、iPhoneユーザーがそれ以外に気づけなかったり、存在自体に困惑するのは仕方ないかもしれません。また、ケースを始めとするアクセサリーの種類が圧倒的にiPhone寄りなのも、市場原則に従っただけのことなのだろうと。
ところが世界シェアに目を移すと、iOSとアンドロイドの比率は見事に逆転します。その事実を盾に「ほおら、日本人のApple好きは極端なんだよ」と反論したいところですが、たぶん響かないので控えます。
マジョリティとマイノリティに関して考えさせられた話を耳にしました。圧倒的多数に属する者は、当人たちが知らぬ間に得ている特権を行使しているというのです。この社会で異性愛者の男性がまずその顕著な例であると。これは刺さりました。圧倒的多数に属している自覚が薄かったからです。
いやまぁ、そこまで風呂敷を広げなくてもいいのだけれど、せめてアンドロイドのユーザーもいることは知っておいてもらえればと思うだけです。何より、OSは違っても僕とあなたはいつでもつながれるのだから。
チタニウムでしたっけ。iPhone 15の宣伝が目につきすぎて、こういう展開になりました。それはそれで少数派のひがみかもしれません。まぁ、新しいのカッコいいなあとは思いますが。

勝手な張り紙は許すが、僕のオンボロは建設機械でも事故車でも不動車でもない。

 

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