旧体育の日にちなみまして、スポーツの話を。この週末までは日本代表チームが参戦する国際大会の中継が目白押しでした。その中で特に感銘を受けたのは、男子バレーボールです。来年のパリ・オリンピック予選も兼ねたワールドカップという、ちょっと変わったイベントでしたが、男子チームが何年ぶりかで自力予選通過を果たした結果は皆さんもご存じでしょう。
さて、男子の日本代表チームの何に心を打たれたかというと、自分たちにできることを精一杯やり通した愚直さでした。
バレーボールという競技は、今もって体格、具体的には身長の高さに優位性が働きます。特にネット際。スパイクなら打点が高いほど防ぎきれなくなるし、ブロックもネットを越える手が長いほど防御力が高まります。そしてまた筋肉も体格に比例して蓄えやすくなるから、どうあっても体が大きいほうがパワーもスピードも上回るわけです。それゆえ外国のチームは、持って生まれた体格を生かす形で“高さ”を武器にする。
対する日本チームが今大会で秀でていたのは、ネット際で展開する技の豊富さでした。高い壁の的確な抜き方とか、迫り出す壁を避けるタイミングの取り方とか、まぁ素人の見立てなので間違っているかもしれませんが、とにかく体格で勝る相手に向けた戦略・戦術が見事だったんですよね。なおかつ自分たちの戦い方が果たす目的において、個々が何をすべきか、考えの統一が取れていたように思います。
という話になると、昔から言われている日本人特有の組織力の賜物みたいなオチに向かいそうですけれど、個人の能力も上がっているんですよね。外国人より背が低くても、パワーやスピードで見劣りしない選手が増えている。それに、体格にしても平均身長で190センチを超えるようになったから、ミド昭和生まれにすれば時代の変化を感じずにはいられません。
本日もっともお伝えしたいのは、どんな場面でも自分たちにできる最良の手段はあるという真理を、今回の日本代表男子バレーチームに教えられたということです。さらに言えば、世界トップレベルに達している人たちも努力を惜しまないのだから、オレもあきらめるなってことです。
あとひとつ。体格の優位性を誇ってきた外国チームが日本チームの器用さや統率力に感化されたら、さらに手強くなるなあと思いました。気づかないままだといいのだけれど。

たぶんカリン。実りの秋ってやつですね。
