2020年の今日は、国内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認された日なんだそうな。こういうトピック、「そんなこともあったなあ」と遠くを見るような感じになりがちです。けれどあの忌々しいウイルスが地上から消滅したわけではなく、以前のような猛威を振るわなくなっただけなんですよね。
その一方でコロナ禍には沈黙気味だったインフルエンザが暴れ出し、コロナでもインフルでもない風邪も流行っている。そんな状況下で健康を保つのは本当に難しいことなんだと、つい最近改めて痛感したのでした。
自分以外に代わりのいない仕事をされている方、けっこういらっしゃると思います。自営業が多いかもしれません。僕がこの話をするに至ったのは、ある小さな飲食店の主人が高熱を出したからでした。それによって、仕事とは関係のない約束が飛んだわけです。仮に仕事であっても体調優先だから、僕とのことなんて後回しでかまいません。彼にしても同じはず。それより重要な問題は、生業たる店を閉めなければならないことです。
仕方ありません。かつてのように、具合が悪くても仕事を頑張る行為は美談から外れただけでなく、何より発熱となれば、我が身を社会から隔離させるのがコロナ禍後の常識になりましたから。
けれど彼はコロナ禍でも、自粛を強要されない限り店を開け厨房に立ち続けてきました。なのにここへ来て発熱というのは、なかったはずの縁石につまずくみたいなやるせなさに苛まれたのではないでしょうか。
毎日変わらずそこに居続けること。つまりは現状の維持。そのために必要不可欠なのは健康。ここ数年風邪すらひいていない僕は、いまだに健康を絶えない地下水脈のように錯覚している節があるので、申し訳ないことだけど気の毒な彼のおかげで気持ちを改めようと思うことできました。
ちなみに、その小さな飲食店はすでに再開しています。ご心配なく。

徒歩圏内で富士山を拝める場所を発見。だからどうということでもないのだけど。
