お国訛り

今回の広島では、懐かしい人に会えました。仮称Kちゃんは、東京で長く働いたあと、ご実家の事情もあり、身につけた技術と経験を携えて故郷の広島に戻った職人です。
最後に会ったのは5年以上も前の気がしたけれど、Kちゃんによれば「コロナ禍になる直前だから、たった3年半」らしいです。「俺が東京を離れる直前に缶入りクッキーを持ってきてくれたでしょ。あの缶、今でもとってある」そうな。そんな可愛らしいことしたなんて、まるで覚えてなかった。
都会を離れた暮らし、まだ慣れきっていないと言います。まず、人の生活スピードは呆れるほどゆったり。それから、代官山だの表参道だのを掲げる新しい飲食店にこっちの人間はすぐに飛び付き、店員スキルが不均一ゆえ無駄に待たされるスターバックスが多いという、あくまで個人的な「もう、あまりにも違いすぎる!」見解に苛立ちが隠せない様子でした。それらはきっと、東京時代を知っている者にだけこぼせる愚痴なのかもしれません。
そんなKちゃんなのだけど、再開した直後のイントネーションは、東京では聞いたことのないものでした。だから再会の第一印象は、(すっかりこっちの人になったんだなあ)でした。気づけばいつの間にか、僕がよく知っている喋り方に戻って(?)いたけれど、次に会えたときは無意識のお国訛りがどれほど続くか、こっそり楽しみたいと思います。

路面電車が走る街は好き。でも路線図知らないと迷子になる。

 

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