1969年の今日は、ザ・ビートルズが自ら設立したアップル・レコードが入っているビルの屋上で、『ルーフトップ・コンサート』を行った日なんだそうな。当時6歳の僕はそれを知る由もなく、日本でどのように紹介されたかもわかりません。けれど、このロンドンの街中で突発的に始まったコンサートが、彼らのドキュメンタリー映画『Let It Be』の目玉になることや、これがザ・ビートルス最後のライブ演奏になることを後々知り、大きな感銘を受けます。
何しろカッコよかった。真冬のビルの屋上だから当然とはいえ、分厚いコートの上にギターを背負っている姿は特に。こういうの、いつかやってみたいと憧れた少年少女は世界中にあふれ返ったと思います。
まぁ僕もそうなのだけど、というフリから、しつこいようですが先週末の音楽発表会的イベントの話題につなげます。
昨日もお伝えさせてもらいましたが、会としては想像もしなかった感動を与えてもらい、その点では100点満点で200点の内容でした。「達成感あった?」と聞かれたけれど、達成とは別のものを授かったので、いやまったくサプライズという他になかったわけです。
僕が個人的に達成したかったのは、さすがに完璧は求めないまでも、可能な限りミスの少ない演奏でした。結果的にミスだらけ。これまで何度か人前でギターを弾きましたが、たぶん過去最低の出来です。100点満点で18点がいいところでしょう。
わかってはいます。ほぼ素人が出演するイベントなので、誰も上手を期待していないことは。それに、かなり能天気かつポジティブに捉えれば、会の言い出しっぺがヘタクソだったので、元より優しいお客さんたちをなお一層優しい気持ちにさせられたかもしれません。
そんなピエロになれたなら悪くはない。でもやっぱり、緊張を悟られず、ミスすら味と誤解してもらえる演奏がしたかった。場数が足りなすぎるから仕方ないと我が身を慰める他にありませんが、60歳を超えて改めて身に染みたのは、果てしなく音楽の素養がない事実でした。ザ・ビートルズのメンバーは、誰一人そんな悲しみを感じたことがなかったんだろうなあ。叶わないものを憧れって言うんだろうなあ。

人生初ハープ。持ち主の演奏は天使も憧れる音色でした。
