コップ理論

「スギにやられたかと思ったら今度はヒノキで、もう大変」なんだそうです。電話口の方はくぐもりながらもクシャクシャした鼻声だったので、何にお困りなのかすぐにわかりました。
日本人の3人に1人は発症しているらしい花粉症。幸いなことに僕は、いまだ3人に2人のほうに属しています。けれど、花粉症でよく聞くコップ理論――体内に蓄積される花粉の量が一定量を超えると発症する説明に沿えば、いかに僕の中のコップ容積が大きかろうと、これだけ生きていればそろそろあふれ出すかもしれません。
ただし、コップ理論は必ずしも正しくないらしいですね。他にシーソー理論があるようです。体内には細菌・ウイルス担当の免役とアレルギー担当の免疫がいて、普段は両者のバランスが保たれているそうな。その平衡状態に花粉が邪魔をすると、アレルギー担当の免役の負担が増し、くしゃみや咳や目のかゆみなどの症状を引き起こすという説明。
そういうウンチクは、深刻な花粉症に悩まされている人にとってどうでもいいことでしょう。「それより花粉を何とかしてほしい!」だろうし、「この辛さがわからんヤツは黙っておけ!」と怒りを買うかもしれない。皮膚方面のアレルギー関連ならそれなりに理解できるのだけど、それを持ち出してもどうになるものでもないですよね。
痛みや苦しみを共感するには、同じ痛みや苦しみを味わう以外にないのでしょうか。たぶん、ないんでしょうね。
話は転じますが、先週の始めくらいから腰が痛み始めました。生活に支障はないし、週末の野球もできたから大丈夫ですが、椅子の座り方に問題があるのかもしれません。そこにもコップ理論が存在していて、悪癖の積み重ねが今になって……。デスクワーク主体の身として腰痛持ちの未来を想像すると、もう大変です。

ローズマリー? 香草の?

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