「Wi-Fiください」

デジタル関連とはそれなりに良好な関係を保っていると思っていたのだけど、何かのトラブルに直面すると、あらゆる事情をよそに焦りや怒りが込み上げてしまいます。世代の性でしょうか。しかし、久しぶりに苛立ちました。
発覚したのは金曜日の早い夜。母親への定例的な電話をかけようとしたら、これがまったくつながらない。そりゃ働き者のスマホだって隙を見せるときがあるだろうからと、少し間を置いてから再びかけても、アプリが働く気配なし。ちなみに、電話以外の通信に問題なし。
そんなことがありますか? いろんな機能が付加されスマートフォンになったとは言え、もともとは電話でしょうと。その大原則に支障が出るなんて、ご先祖様の顔に泥を塗るような失態になりませんか?
以上が僕の怒り。この不通状況の最中でもっとも心配だったのは、誰かが、中でも母親が僕にかけようとしてもつながらないケースが起きている可能性です。「もしや」を想像すると、苛立ちはさらに加速していきます。
当然のことながら、ひとまずネット情報を参考に様々な対処法を講じました。もっとも怪しかったのが、最新アップデートの無視。2年くらい前に新しくしたスマホは、Wi-Fiでないとその作業を行わない設定になっていて、けれど僕は自宅のPCを含みWi-Fiを使っていませんでした。「使っていないんだから無理でしょ」が僕の言い分。しかし世間は「今時使ってくれなきゃ無理でしょ」
そんなわけで土曜日の午前中、駅前のスマホショップに駆け込み、事情を伝えたら、やはりアップデートをしてこなかったことが原因と判明しました。そこで驚くべき偶然とぶつかったのです。僕が使っているスマホのメーカーから、アップデートをしなかった場合、大部分の機能に不具合が出るという緊急のお達しが、土曜日だったか金曜日だったか、とにかく直近でスマホ関連会社に出たらしいんですね。初見の店員さんに向かって「オレじゃん!」とつぶやいてしまいました。
こんなトラブルに二度と煩わされないために発したセリフは、「じゃ、Wi-Fiください」。様々な契約を経て、僕の部屋では今、この世間とさらなる良好な関係を保つための無線が飛び交っています。

自宅到着のWi-Fiさん。電波状況はビンビンらしい。

 

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