「ここに来て、また増えているんですよね。マスコミは伝えませんけれどね。で、コロナです」
医師があまりにあっけらかんと言うので、最悪と思っていた診断結果に驚く余裕すらありませんでした。
そんなわけで、火曜日の午後に発熱を自覚し、水曜日1日かけて様子を見ていたら夜になって38度に達したので、「こりゃそういうことなのか」と腹を括り、昨日の朝一にクリニックへ。最後に行ったのは5年以上も前の、徒歩圏内の医療機関です。こういうときは発熱外来を訪ねなきゃいけないだろうと思ってホームページをチェックしたら、「風邪症状等の診察について」という案内がありました。ありがたいことです。
感染したことを書くべきが少し悩みました。本音を言えば、それこそ社会から隔離されそうな怖さがあったから。それでもお伝えしようと決めたのは、二つの理由からでした。
一つは、医療機関の対応です。こうなるまで僕が知らなかっただけですが、隔離を要する発熱外来のシステムがとても明確に機能していることに感銘を受けました。患者は一般の待合室とは別の通路に促され、診察は完全個室。医師も、かつてテレビのニュースで何度も見かけた完全防護スタイル。
よく考えてみると、医療機関はコロナ禍が始まった頃から現在に至るまで、そうした緊張下に置かれたままなんですよね。その中で、一定の対応策を導き出した。こんなことにならなければ触れられなかった実情を目の当たりにして、ここで働く大変さを改めて痛感しました。
もう一つは、元より過信気味の健康自慢で、感染の条件となる他者との接触も少ない人間であっても、罹るときには罹ってしまうんだという、あっけない事実です。コロナの5類移行は昨年のゴールデンウィーク明けで、僕はマスク任意を大いによろこびました。けれど、長いコロナ渦中に一度も発熱しなかったのは、やはりマスクの防御力の賜物だったのだと思います。
それにしても、どこでもらったか皆目見当がつきません。それも感染力の強い病気のこわいところなんだろうな。って、今さらの話が多すぎますね。
5日まで家で大人しくいてくださいと諭されました。もちろん、そうします。すでに平熱に戻っているので、ご心配なきよう。

広い空はおおむね晴れていても、部分的に灰色の雲が漂うこの感じ、今の心情そのものだなあ。
