先週ですが、ランニングコースの途中にある小学校で運動会が行われていました。最近は平日でもやるのかな。あと、かつての秋開催がこの時期に移ってからも久しいんでしたっけ。
さておき、子供時代の僕は二つの理由から運動会が大嫌いでした。一つは、事前の練習が心から面倒臭かった。全体行進とかしませんでした? 「足並みそろうまでやめないぞ」と、おっかない先生が壇上で叫ぶやつです。あれ、他の授業をつぶしてまで校庭に出て、砂ぼこりまみれになってまで人と合わせなければならない意味がまるでわかりませんでした。
今となれば、保護者に向けて、「我が校の生徒はこれほど協調性に富んでおります。皆さんのお子さんが成長した姿を見てあげてください」というような学校側の思惑に一定の理解が示せます。いや、ひねくれたガキだった僕は先生たちの秘めたアピールに薄々感づいていたんじゃないかな。それもあって、まず練習が嫌でした。集団行動は生まれつき苦手みたいです。この歳になっても変わっていないし。
もう一つは、時々触れる足の遅さ。運動会の定番プログラムだった徒競走は、僕にすれば根源的な身体能力が劣っている事実を衆目に晒さなければならない非情なものでした。実際は僕の走りなんて誰も注目していないのだけど、見栄っ張りな僕は常に上位でゴールできない自分を恥じていたのです。順番が来るまでの間、毎回足が遅い言い訳を考えていました。スタートの瞬間に足が滑ったふりをしようとか、途中で靴が脱げたように見せようとか。
そういう場面に対して、足が速くなる練習ができる子だったら、この人生はまったく違ったものになったでしょう。しかし僕という人間は、人からも自分からも逃げようとする。それがよくないのはわかっていても、よくない部分を刺激されるから運動会が大嫌いでした。まぁ、勝手な理由ですが。
勝手と言えば、大人になってから見る運動会は悪くないです。大勢の子供たちのソワソワした空気感が微笑ましい。ただ、昔の僕のように憂鬱な気分の子もいるんだろうと思うと、後々何かを書くネタに代わることもあるから、それでもひとまず大人になれるよと肩に手を置いてあげたくなります。校庭に入って激励できないもどかしさは如何ともし難いですが。

フェンス越しに撮ってすぐ撤収。通報でもされたら、心底運動会を憎んでしまうな。
