一般的なランチタイムに外食する習慣がありません。なので、ごく稀ながらランチタイムに当たると、ちょっとワクワクします。世間の流れに乗れたような、まっとうな人間に慣れたような気がして。
ただ、そのたび驚かされるのは量です。定食であれセットであれ、この時間に食事する人はこんなにたくさん食べるのかと、自分のオーダーが届いた瞬間に満腹感を覚えることもしばしば。あくまで僕にとってはいささかトゥマッチという話ですが、毎日そんなランチを摂取していたらどんな体型になるだろうと心配になるほどのボリュームです。その設定もまた世間の常識かもしれませんが。
それから、決まった時間にお昼を食べるというのも、かなり大変な作業だろうと推測します。
先日、10時から14時まで都心のオフィス内で複数名にお話を聞く仕事がありました。12時から13時が休憩に充てられていたので、もしやお弁当が用意されるとか、担当の方々と食事に行くのかなあかか、期待ではない予想をしたのですが、ごくシンプルにリリースされました。まぁ、そうですよね。
そんなわけで、外に出て何かを食べようとしたのだけど、そのビルにいくつも入っている企業もお昼の休憩時間が定まっているようなので、どわっと人が出てくるわけです。13時前までには戻らなければならない僕は、大いに焦りました。これだけの人たちとのランチタイム競争に勝てる自信がまるでなかったから。状況に慣れている方にしたら、ただの日常なのだろうけれど、僕は本気で「食いっぱぐれる!」とビビったほどです。
洗練された都会的オフィスビルの近くでは、少なくとも昼間はかなり浮いて見える、魚料理を推す居酒屋の焼き魚定食を選びました。その日はサバ。鮭の切り身入り味噌汁とサラダと漬物と焼きのり。そして丼飯。やはり量と時間に挑まれるんですね。まだ知らない戦場があまりに多いこと、改めて思い知らされました。日々戦う方々にエールを。

不意に雲が切れてのぞいた晴れ間に、入梅の予感。
