さあ、皆さん。今年も無事に夏至がやってきますよ。何ともありがたいことじゃありませんか。
って、夏至を迎えてこんなに浮かれるヤツはあまり見かけないでしょうから、お付き合いし難い思いを抱かれてもやむを得ません。
なぜそれほど夏至がよろこばしいか。それについては毎年同じ理由を書いておりますけれど、ごくシンプルなところでは、宇宙の法則を感じ取れるからなんですね。北半球でもっとも昼の時間が長いのが夏至。逆に昼間の時間がもっとも短くなるのが半年後の冬至。そうした物理的なサイクルをきっちり繰り返す惑星の律義さや健気さが、僕は心から愛しい。
それが自然の決まり事だと、何も気にしないでいたって地球は運行してくれる。でも、それはいつまでなのだろうとか、あるいはつい先日に小惑星や隕石について触れましたが、そういうのが地表に落ちてきたら夏至や冬至は狂うんじゃないかとか、そんなことを考えると、僕は当たり前の尊さを今日みたいな日に強烈に思い知るんですね。
それからもう一つ。夏至や冬至は二十四節気という昔の暦が定めたもので、それが今の暦だと、夏至であればこれから夏本番を迎えて気温がどんどん高くなっていくのに、昼間の時間は今日を境に少しずつ短くなっていく奇妙さにもおもしろみを覚えます。最近の気候は極端で暴力的で、昨年の夏を思い出すだけでうんざりしますが、それでも昼間の時間は短くなっていくからと、そんな事実が微かな救いになるのです。
変わり者の戯言に聞こえますかね。まぁ、いいや。いずれにしても、僕らの生活のあらゆる基礎は宇宙の法則ありきだということを、1年に2回くらいは真面目に考えさせてくれるのが、僕が夏至と冬至の好きなところです。推し、ってやつです。

東京地方の本日の日の入りは19:00。
