フレディ

今日はフレディ・マーキュリーの命日。彼の地に旅立ったのは1991年11月24日。30年前なので、昨日のことのようにとは言い難いけれど、大きな話題になったのはよく覚えています。死因というか病名が衝撃的でした。HIV感染によるエイズ発症。最期は肺炎。当時はHIVもエイズも正体不明の恐ろしい感染症という認識で、なおかつ同性愛者に患者が多いという大きな誤解がありました。ちなみにHIVはウィルスの名称で、エイズはHIVの感染で起こる病気の総称です。僕なんかは今もって違いが曖昧だったので、改めて調べたほどでした。
メディアがフレディにエイズ疑惑を持ちかけたのは80年代半ば以降。ひとつの理由は、体調不良が顕著になりかけたこと以上に、男性のパートナーがいるとわかったから。酷いもんですよね。今じゃ許されないプライバシーの侵害です。けれど昔は、煌びやかなロックスターには常にセンセーショナルなゴシップがつきまとっていた。それがまた新たな誤解や偏見を普通の人々に与えることも、古のマスコミは気に留めなかった。まぁ、時代ってやつでしょう。
そうしてフレディは嫌疑のままに亡くなってしまうのだけど、ある意味では生身の肉体が重い病気や周囲の憶測から解放されてからのほうが自由になれたのかもしれません。それが真のアーティストであることを証明する唯一の手段、と言えば悲しくなりますが、歴史が物語るところではありますね。彼亡き後でも彼の歌声はこの世界に響いているわけだし。
元気になれる歌を誰かに聞かれたら、僕はフレディ・マーキュリー全部と答えます。何だかよくわからないけれど、フレディの声を聞くと体がちょっと膨らんで地面から浮き上がるような錯覚を起こすのです。いわゆるアガるってことなのかな。そんな機会はまず訪れないでしょうが、僕に入場曲を与えてくれるならクィーンから探したいですね。何を選ぶか考えるだけでワクワクする気持ちは、フレディの命日が何度訪れても薄れない気がします。

久々の町は目がチカチカ。

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