揚げ足

「揚げ足を取る」という慣用句に触れてみようと思ったのです。
相撲や柔道でよく見られる「相手が技をかけようとして振り上げた足を取って倒す」技の応酬が語源らしいです。これが「言い間違いや言葉尻だけをとらえて責めたり、からかったりする」に転じたそうな。ただ、発言ではなく「失敗行動全般を責めからかう」という、本来とは異なる意味合いで使っている人が全体の9パーセント近く存在すると、文化庁が発表した令和3年度「国語に関する世論調査」で報告されているとか。この調査、毎年行っているようですが、なかなか興味深いですよ。
さておき、相手の動きに応じて技をかけあう相撲や柔道では、おそらく揚げ足を取り合う行為は重要な勝負ポイントになるだろうし、決して非難されるものではないはずです。けれど、「今そこで足を揚げなくても」という間の悪さは指摘の対象になるかもしれません。
他方、自分の得意技で豪快に勝つのではなく、技を出そうと繰り返し足を揚げる相手のミスばかり狙う戦い方も、見ていて気持ちいいものではないから非難の的になるかもしれない。
え~と、今日の話は、彼の国の現大統領の言動に端を発しています。だいぶおじいちゃんになったんだから、ちょっとくらいの言い間違いで揚げ足を取ろうとする周囲の態度は、さすがに大人げないなあと思ったんですね。
しかしこの時点での現大統領は、だいぶおじいちゃんであることが不安の種に他ならず、なおかつ然るべき立場の人間の言動は、それでなくても常に揚げ足取りに晒されるから、普段から細心の注意が必要のはず。にもかかわらず「自ら足元をすくわれにいっちゃったよなあ。高齢だとそうなっちゃうよなあ」って感じで、相手に有効ポイントを与えたように見せてしまった。
で、遠く離れた場所から眺めながら、この一件で現大統領の立ち位置がますます危うくなったと思っていたところに、前大統領の銃撃事件が伝わってきました。何が起こるかわからないことだらけですが、何となく世界の足元が揺らいでいるようで、いささか不安な気持ちになりますね。

新築工事現場は、コンクリみたいの流し込み作業開始。着々だな。

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