ナツアカネ

写真のデータを調べてみたら、7月30日の午後4時半でした。最近は夕立という風情ある表現にそぐわないゲリラ豪に見舞われたあと、何の気なしにベランダに出てみたら、無数のトンボが飛び回っていました。そんな光景を自宅で確認するのは初めて。ちょっと気持ち悪いほどの大群なので、さっきまでの雷鳴に続く天変地異の前触れなのかとビビりました。
これまた調べてみたら、大雨が降った直後にはよくあるそうな。降雨によって気温が下がるのはトンボの活動に都合がいいこと。そしてまた、雨が降っている最中にどこかで休んでいたトンボの餌になる小さな羽虫の活動も活発になるので、トンボ全体で捕食が忙しくなること等々が理由。なるほどなあ。
先週の木曜日に男子プロゴルフツアーを見に行った話はしましたが、場所は横浜で、そこでもトンボを目撃しました。大群ではなく、「お、いるね」くらいの程よい数で。トンボに詳しくないのだけど、手頃なサイズで赤っぽかったので、アキアカネなのかなあと。これまた健気にも調べてみると、ナツアカネという種もいるらしいんですね。
アキアカネもナツアカネも6月頃に平地で羽化。けれどアキアカネは暑さが苦手で、すぐに涼しい山間部へ移動。一方でナツアカネは羽化した地域に定住。意外にもナツアカネのほうが赤みが強いんですって。両者の見分け方は、胸に入る3本線の中央の形の違い。瞬時に判別できるかな。
でもって昨日、午前9時スタートだった野球のグラウンドでもトンボを見ました。あれは間違いなくナツアカネ。知ったかぶりでそういうことにしておこう。
よく思うんです。そうして街中で目にするすべてのトンボは、幼虫時代のヤゴを経てここにいるんだなあと。幼い内に水の中で暮らしている最中だって、他の生物に捕食される危険に晒されていたはずなんですよね。なおかつ都会じゃヤゴになれる清らかな水辺だって少なめ。なのに、それでも立派なトンボになってくれたことがとてもうれしくなるのです。
ヤゴなくしてトンボはありえん話と言われたらそれまで。でも、そういう当然が少なからず繰り返されている事実にホッとするんだと思います。勝手に決めつけているけれど、ありがとうナツアカネ。今は、アキアカネに会えるほど早く涼しくなってくれと願うばかり。

7月30日に目撃したトンボの大群。しかし、かろうじて写ったのは1匹。証拠能力低すぎ。

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