一昨日の日曜日は、8月最後の野球の練習でした。午後1時からの時間帯は、例によって熱中症警戒アラートの最中。確かに、日陰が一切ないグラウンドに出た瞬間から汗が噴き出る暑さだったけれど、案外気持ちのいい風が吹き渡っていたので、決して最悪ではなかった。そう感じたのは僕だけだったみたいです。
配慮豊かなチームメイトが設けてくれた今月の練習機会は5回。しかし回を重ねるたびに参加人数が減少。そりゃそうです。まともな大人なら、こんな時期に屋外で体を動かすもんじゃないと判断すべきでしょう。そこに夏季休暇が重なれば、広いグラウンドに3~4人しか集まらない事態となるのは当然の帰結。
だから、それぞれのジャッジに関して何ら意見はありません。ただ阿呆な僕は、用意してもらえた機会をすべて生かしたかっただけなのです。たとえていうなら、子供の頃の夏休みに行われた毎朝のラジオ体操を欠かさないと誓ったみたいに。
あのラジオ体操って、全日参加したところで大したご褒美はもらえなかったんですよね。ゆえに何かをもらえるのが目的じゃなかったはず。たぶん、終了後に押してもらえるスタンプが小さな手帳の空欄を埋めていくのがうれしかっただけ。学業や運動で特に秀でるものがなかった少年は、日々の地道な積み重ねでプライドを築くほかになかったんだと思います。
これなら自分にもできる。そんな、ある意味で残念な判別基準は、かなりの大人になった今でも僕の中に残っているので、「この狂った夏に5回の野球」という条件を提示されると、否応なく反応します。酸性を感じた青いリトマス試験紙が赤くなるのと同じように。
言うまでもなく、30度に達しただけでニュースになった遥か昔の夏とは異なるので、今年の8月に野球をやれば、呆れられるか、変態扱いされるのがオチです。今もって特に秀でるものがない僕にしても、それでプライドがくすぐられるわけでもない。
けれど8月すべての練習を終えて、夏の終わりを実感することができました。そういう体感を必要以上に求めるのは、自宅仕事の弊害かもしれません。ほぼ部屋に籠りっきりと日焼けした顔で言っても、誰も信じてくれないだろうけど。

8月最後の練習の帰路に撮った夏の終わり。雲が多いのは台風の影響かな。
