「あっという間に」とか「もう」とか愚痴らず、むしろ「たっぷりだった」とお腹をさするほど充実した日々を過ごすのが第一希望。特に自分の生まれ月に向けてはそう願いました。でもやはり、気がつけば9月も最後の日です。
私事においては、大には至らないものの中なり小なり様々なことがありました。でも、今月もっとも心を痛めたのは、能登半島の豪雨被害に他なりません。彼の地は元日から大地震に見舞われて、その被害から完全に立ち直っていないのに今度は水害で、つくづくほとほと自然の無慈悲さを痛感させられます。
あるいは大雨や台風は、気候変動の影響によって、これまでとは違う地域に被害を及ぼすようになったのかもしれません。気候変動は人間の活動によるものだと言われています。だから甘んじて受け入れなければならないのだとしても、これほどまでに同じ町の人々を苦しめなくてもと。そしてまたそういう怒りを抱きながらも、遠く離れた場所で何もできずにいることにも苦しみを覚えたりします。
昔の人は、「暑さ寒さも彼岸まで」と言いました。季節の巡りに合わせて、しんどい気候を耐え忍ぶ期間の目途を求めたからだと思います。ある種の言霊として。
そうして今年も、異常が通常になりつつある諦めを忍ばせながらも、秋分の日を迎えたあたりから涼しくなりました。そんな自然の穏やかな運行を感じ取れるのが、9月のいいところだと思っています。いや、思っていましたと過去形になることも甘んじて受け入れなければならないのかもしれません。
単なる日付の問題ですが、辛いことは今年の9月に置いていってください。それも言霊の力を借りる形であれ、生まれ月の僕らが受け止めます。

超高所でも、窓越しの夜景なら大丈夫……でもないな。
