例によって呆れるほど野球に打ち込んでおりますが、一昨日の試合はかつてないほどヒリヒリしました。事前情報では、学生時代に野球部経験者が多数いるチームとのこと。僕らのチームでちゃんと野球をやったことがあるのは数人。でも、素人多めの僕らなりに練習を積んできたし、これまでにも手強いチームと当たってきたので、そこはもう試合をしてみないとわからないところがあります。
そしてまた、最高齢が40歳前半で、30代が中心という情報についても、臆したところで始まりません。我がチームの平均年齢を釣り上げている張本人が言うのもナニですが、僕からしたら全員年若なので、今さら気にすることでもないし、それ以上にいっしょに遊んでくれるだけでありがたいわけです。
しかし、若いチームってのはおしなべて足が速いんですよね。オジサンだらけのチームなら、余裕でアウトになる打球でも全力で走られると内野安打になる。なおかつウチのエースが何度も牽制球を投げようと、お構いなしでバンバン盗塁を決めにくる。それでも結果的に4点しか取られなかったのは、僕らの実力と評価していいと思います。
ただ、少しでも気を抜けば一気に攻め立てられる怖さは、チーム全員が感じ取っていました。途中から試合に加わった仲間は、そんなシリアスな状況の中に入りたくないと思ったそうです。
最後の攻撃で僕らが同点に追いつき、4対4でゲームセット。おそらくはたから見れば、いいゲームだったと言ってもらえるかもしれません。けれどやっているほうは、募るばかりの緊張感でくたくた。終わったときにはアンダーシャツが汗でぐしゃぐしゃだったし、翌日は背中が酷く張りました。
そんなヒリヒリが何の役に立つんだろうと思ったりするのです。少なからず生かせるとしたら、同じような強豪と対戦する際の経験値になるという、あくまで野球の範疇に留まるものに過ぎないでしょう。言うまでもなく、僕の仕事でそこまでの緊迫感は不要だし、必要になる場面に遭遇したくもない。
なのだけど、予期せず訪れるヒリヒリは、予定調和に終始しがちな日常の中で、わりと強烈なスパイスになるみたいです。大袈裟に言えば、それを口にせず死ぬよりほんの少しだけリッチになれるというか。いやまぁ、何もかも忘れて無邪気になれる時間を楽しめるのは、かなり幸福なことに違いないんでしょうね。

白と青のコントラストは清々しいけれど、もはや29度に達しなくていいと思う。
