これ以上1ミリでも動いたらやっちゃう! と瞬時に感じて全身を固めるのって、動物的な本能みたいです。え~と、腰の話です。
僕の主業務たる原稿書きは、100パーセント座り仕事。だから肉体的な疲労は少ないはず。しかし同じ姿勢を長い時間保つには案外体力が必要なこと、オフィス勤めで同じように座りっぱなしの方は共感していただけると思います。
本質的には、いわゆる良い姿勢をキープするために体感を鍛えるべきなんだろうけれど、口で言うほど簡単じゃないですよね。誰かがそのためのトレーニング費用を払ってくれるわけじゃないし。昨今は、健康的で幸福な働き方を目指すウェルビーイングを標榜する組織が増えているようだけど、一見楽そうな座り仕事の大変さにも光を当てるべきではないでしょうか。
何の話だっけ? オレの腰の件だ。昨日もそうだったのだけど、椅子に座り続けて数時間後、何気なく体勢を変えたとき、「これ以上1ミリでも……」に襲われ、軽くお尻を上げた状態であらゆる動きを止めました。ピキピキッて体の中で何が響いた感じ。実際に音はしないけれど、段差がずれる気配みたいなものは確かにあって、次にどんな動作をすれば大きな地震を引き起こさないか、しばらく様子を見なければならなくなる。これはかなりの恐怖です。
ぎっくり腰なんでしょうか。癖になっている人は、くしゃみした拍子や、靴下の脱ぎ履きでもやっちゃうそうな。そんな日常的な動作すら注意しなければならないなんて、ある種の呪いですよ。
実のところ、僕はぎっくり腰の経験がありません。くしゃみも平気だし、靴下も大丈夫。重い荷物を一気に持ち上げようとするとやっちゃうらしいので、そういう場面では全身を使うようにしています。なのに、慣れているはずの座り仕事で不意のピンチに晒される。なめちゃいけないってことなのかな。あとは、負担の蓄積か、小声で言いたいけれど加齢?
ここに来て、何かの腹いせみたいに急に気温が下がっているので、皆さんもやっちゃわないように気をつけてください。しかし、怪我の類って「やった・やらない」とか、語彙の乏しさを露呈するような表現のほうが伝わりやすいのって、なぜなんでしょう。それも動物的ってことなんだろうか。

オレのギター、特にこの円形の細工がキレイ。
