ギフトたる防災

『防災ギフト』と記された封筒が届いたのは、たぶん10月だったと思います。黄色をまとっていたので、注意喚起の意図は理解できました。しかし、それに続く『ギフト』の意味がすぐにはわからなかった。
「在宅避難の推進に向け、各家庭の震災時の備えを支援するとともに、区民のみなさまの防災意識のさらなる向上を図る」のがこの仕組の目的で、区の全世帯に配布されるそうな。その上で「在宅避難(お家生活)の準備」のため、各世帯に配布するポイントと、用意された防災関連用品の交換をぜひ! ということらしい。なるほど、有難い気遣いなんだな。
自然の猛威が人も場所も時も選ばず襲ってくる事実は、今のこの国に生きる人々はよく知っています。だからもろもろ備えておかなければならない。極めて物騒な表現ながら、それぞれが生き延びるために。
にもかかわらず僕の防災意識は、いまだに対岸の火事的。あるいはキリギリス的なまま。必要性は十分に承知しているのに、まともな準備を始めない。まったくもって、よろしくありません。何も持たず路頭で迷ったとき、自分の備えを分けてでも助けてくれようとする誰かに迷惑がかかるのは間違いないし。
これは言い訳ですが、どこで被災するかわからないという経験値が、自宅での準備を怠る理由になっているところがあります。2004年10月23日の新潟県中越地震は、同じ新潟の越後湯沢で。2011年3月11日の東日本大震災は埼玉県の所沢で体験しました。いずれも僕の住まいから遠く離れていたので、もしや当分は自宅に戻れないかもと思ったのです。
「だから、いつどこで被災するかわからないなら、次は自宅かもしれないじゃん!」
そんなお告げこそがギフトですね。そうして関連用品のカタログを確認し始めたところで、申込期限延長のお知らせが。それもまた体たらくの僕に差し伸べられた気遣いかもしれません。
それにしても防災準備初心者は、カタログから何を選べばいいのかわからず、途方に暮れかかっております。

イラストを楽しめるうちに選ばなくちゃ。でも、何が必要なのか見極められない……。

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