驚きだらけの『晩餐歌』

クリスマスの頃、縁あって小学5年生の女の子のギター演奏を聴いた件を伝えました。実はそのとき、「これ弾けますか?」とタブレットで見せられたのが『晩餐歌』。初見だったけれど、年末の紅白歌合戦でも披露されたので、ご存じの方のほうが多いかもしれません。
『晩餐歌』は、tuki.という女性シンガーソングライターの楽曲。発表されたのが一昨年の2023年9月なのに僕が知らなかったのは、まぁ世代のせいでしょう。
これもジェネレーションギャップの一環ですが、『晩餐歌』を通じて驚かされたことが多かったんですね。tuki.は、現役の高校1年生らしいのですが、顔出しをしないので本当に16歳なのかわかりません。けれど彼女は支持を集めている。おそらく設定やキャラを楽しめる余裕が、今の若い世代にはあるのでしょう。
僕にその余裕はあるのだろうか? 最近になり、ルックスや経歴を公表しない覆面スタイルが多くなったことは知っていました。ただ、顔もわからないままどこまで寄り添えるんだろうとは思います。やがて知りたくなるのは、設定やキャラの裏側に潜む人間性だったりするから。けれど楽曲が素晴らしいなら、それでいいのかもしれません。いずれにしても、僕ら世代の音楽の付き合い方とはかなり違ってきているようです。
それから、いわゆる音楽性の高さにも舌を巻きます。小学5年生が『晩餐歌』に興味を持ったのは、アコースティックギターの響きが特徴的に使われているから。きっと自分でも弾いてみたいのでしょう。しかし、リズムの跳ね方やテンポの維持がハイレベル! 初見の言い訳がなかったら、かろうじて「こんな感じ?」程度まで届かなかったと思います。あれは冷や汗……。
今さら驚くまでもないけれど、今の若者の音楽出発点は、僕らの時代とはまるで異なっています。いつだったかランニング中に小学校の前を通ったとき、思わず「ここから始まるのかよ」ってボヤきました。運動会の練習で流していた曲がMrs. GREEN APPLEですからね。日本人が裏拍を取れないなんて、懐メロみたいな話なんだろうな。
そんなこんなで、小学5年生に納得してもらうため『晩餐歌』を練習中。まずまずですが、この曲に類似した弾き方を試したのは、けっこう大人になってからなんですよねぇ。

小学生と野球も楽しいかも。教えてあげられることは何もないけれど。

 

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