愚痴めいた結末を迎えそうな予感のまま書きます。
最近になり、やっぱりおかしいかも? と気付いたことがありました。スーパーマーケットで日々の買い物をしていると、自分の予想額を超えるようになったんですね。もともとがどんぶり勘定なので、しばらくの間は「まぁそういう日もあるよな」くらいの感覚でいたのです。
しかし、以前よりは値札に意識を向けながらも、なかなか予想額を下回らない。もとより高価なものを選んではいないし、さして余計なものには手を出していないはずなのに。
なぜ? と首を傾げながら会計後に袋詰めをしていたある日、というのはこの年末あたりですが、ようやく悟ったのです。これが値上げの影響なのかと。
少しでも安くてよい品を求める方々が聞いたら、暮らしを何と心得ると叱られるほど、生活者としては最低レベルの無頓着ぶりですね。そうして誰かに謝りたい気分になった途端、値上げを嘆く人々の気持ちが真に迫ってきました。
コロナ禍以降で説明機会が増えた原材料の高騰。そして円安。輸入品を扱う懇意の楽器店は、そのせいで度重なるギターの価格“上昇”改定に迫られているそうです。担当者がこぼすんですね。若者にも手が届くよう企画された低価格ラインが、いつの間にかレギュラーラインに匹敵する値段となってしまい、初心者を遠ざけてしまうのが心苦しいと。
そんな思いを耳にする一方で、ネット関連では楽器店の値上げを揶揄するような声も上がるわけです。「これが高級ブランドのやり口」みたいな言い回しで。胸が苦しくなりますね。値上げって、売る側にしても心痛を伴う判断みたいだから。
今日からガソリン価格が上がるそうな。これまた原材料の高騰と円安が大元の理由ながら、政府による補助金の段階的縮小の煽りを受ける形らしい。それなら自家用車に乗らければいいという局所的な話でもないんですよね。ご存じの通り、燃料費の増加はほぼ全国民の生活に何らかのダメージを与えていくから。
値上げに関して思うのは、自然災害みたいに仕方ないものとして受領しなければならいのか、ということです。しかし、これまたご存じかも知れませんが、ガソリンにかけられる複数の税金が占める割合は、小売価格の4割に達しているんですよね。その税制が見直されず、雨が降ったら各自雨具を用意せよ的な値上げが続くのは、もはや天災ではないと思うのですが、どうでしょう。
そんな忸怩たる思いのぶつけ先がわからないので、結局は愚痴になってしまうのでしょう。ひとまず今日の僕にできるのは、自分の財布は自分で守ることくらいかもしれません。

感じのいい月が上がっても、感じよく撮れないのが常。
