実数は70万人を超えている

2月の中旬あたりに見つけてクリップしておいたニュース記事です。見出しは「予定よりずっと早く人口の1割が外国人になる」
2023年に200万人を突破した“日本で働く外国人の数”は、2024年10月末で約230万人に増えたらしいんですね。その増加ペースは年30万人規模。これが維持または加速すれば、今から45年後の2070年には、国内の外国人人口が10・8%に及ぶという試算もあるそうな。
このニュースが目に留まったのは、あるドラマのセリフに驚きを感じたからです。
「東京都の在留外国人は、都内の人口の約4.7%。割合で見れば少なく感じるけれど、実数は70万人を超えている」
セリフ自体の記憶は曖昧で、なおかつ数字は改めて調べたので、たぶんオンエア通りではないと思います。それはさておき、このセリフで主人公が伝えたかったのは、4.7%であれ70万人であれ、その数字の一つひとつに、故郷を離れて異国で暮らす人々の生活があるという事実でした。
そして再び実数をもとに自分の周囲を見渡してみると、改めて日本で働く外国人の多さに気づかされるわけです。たとえば近所のコンビニは、アジア方面の出身者と思しきスタッフがどんどん増えている。しかも日本語が達者。日常的なスピードで「615番のタバコをください」と言っても、戸惑う人がいないほどです。今の僕が海外で働いたら、そんなことはとてもできない。
聞いた話ですが、そうして日本語を使える人はエリートなんですってね。とは言え在留外国人の全員が語学に長けているはずはなく、上手くコミュニケーションが取れないおかげで苦労している方が少なくないという。
「だから日本で働く外国人は、皆いい人でいようと努める。何かあれば真っ先に疑われるのを知っているから」
これもドラマ内で耳にしたセリフの骨子です。すぐには解決できそうにない問題が山と積まれたこの国の中で、外国から働きに来た人たちは暮らしている。僕はそんな人々を差別していないか? これも改めて突き付けられた疑問でした。
あるドラマとは、NHKの『東京サラダボウル』。外国人の犯罪や事件を通して、一人ひとりの人間と向き合う刑事の物語。テレビなので相応の演出があると理解していますが、見落としがちなテーマを扱っているので、心して見続けてきました。で、本日の放送が最終回。もっと早く書けばよかったかも……。

水は温んでいるんだろうか。

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