少なくとも大人の僕がボヤボヤしている間に、高校生たちは全力の日々を過ごしておりまして、気付けば甲子園は今日で大会10日目を迎えます。ご存じの通り、春は選抜大会なので、全国各地から32校が出場。都道府県が被ったり、中には出場校がない県もあったりするので、見方は様々だと思います。
その上で応援していくなら、おそらくまずは地元に注目しますよね。この地元というのも各種あります。生まれ育った町に現在も暮らしているなら地元は一択でしょう。しかし出生地と、原体験の多くが詰まっている幼少期の場所と、それから高校があった町や、はたまた就職や結婚でまた別の町に住めば、どこを地元と呼ぶべきかが難しくなりますよね。
でも、高校野球を親身になって応援する場合、地元が多いほうが有利に働くと思うのです。甲子園はトーナメント方式ゆえ、1回戦でおよそ半数のチームが帰路につかねばなりません。そこに地元が混じってしまうと、「もういいや」と投げ出したくなるでしょうが、それでも高校生たちの躍動から目を放せない気持ちになれば、「じゃ次はどこを」となる。そのタイミングです、地元の多さを活用する機会は。
僕は生まれてから今日までの間、首都圏のうち3都県を行きつ戻りつ暮らしてきたので、この圏内の学校に注目します。特別視するのは、高校があった東東京。ここは、僕の高校時代から強豪校があまり変わっていないので、馴染みやすくて助かります。その東東京に属するチームが負けてしまえば、勝ち残っている他の県に注目するわけです。
そんな応援エリアの広げ方は、多くの方が自然と行っていると思うのだけど、自分の圏内を振り返ってみると、これがまたかなり狭いんですよね。それはすなわち人生の行動範囲を示されているように思えて、少しだけがっかりします。北海道で生まれて、大学時代を東京で過ごし、新卒入社で大阪に行き、縁あって沖縄に移住した人がいたなら、もはや日本中が地ともになるんでしょうね。そういう人生、憧れるなあ。
本日はいよいよ準決勝。4校中3校が、僕に馴染みのある関東勢。対する智弁和歌山は、西日本が地元の人たちの応援を一気に集めるだろうから、相当に手強わいと思います。

「3月に夏日」と告げられたせいで、お昼の影が一気に短くなったように見える。
