デビュー当日は4打席4三振

今日は、新たなステージに立った新人を応援する『デビューの日』。由来は、1958年4月5日のプロ野球開幕戦に、読売巨人軍の長嶋茂雄さんが3番サードで先発出場したからだそうな。
長嶋さんがどういう人物だったか、あれこれ端折って簡潔に説明します。今日の大谷翔平選手と遜色ないほど国民を熱狂させたプレイヤーでした。それまでの日本は、プロ野球より大学野球のほうが人気が高ったらしいんですね。なぜなら、六大学の立教に長嶋さんがいたから。そのヒーローがプロに転向したことで、日本のプロ野球の認知度が上がった。大谷選手がアメリカに渡ったことでメジャーリーグが注目されるようになったのと同じように。
いやいや、デビューの件でした。身近なところを見渡すと、3月に大学を卒業し、4月から勤め始めた、つまりは社会人デビューを果たした甥っ子が頭に浮かびます。最初の1週間を終えた今日あたりは、ぐったり疲れているんじゃないかな。
自分のことを話すと、社会人になったときより、紆余曲折を経て現職にたどり着いた、編集者デビューのときのほうが思い出深いです。やる気に満ち溢れていました。何をすべきか毎日必死で考えるなんて人生初でした。それだけに意識が向いたせいか、気付いたら1週間の便秘です。そんなのも初めてだったな。
いやもう、華麗とは無縁過ぎるデビューでした。頑張るほどに空回りしたり、先輩たちの仕事ぶりに圧倒されたり。焦りという言葉を忘れるほどにジリジリしていたのです。でも、大丈夫。やがて日本中の視線を集める長嶋さんも、デビュー当日は4打席4三振だったんですよね。
華々しくスタートする人もいれば、苦々しい思いから始まる人もいる。特に最初の頃は同世代など横方向の存在が気になるものだけど、社会人の時間は気が遠くなるほど長いから、少なくとも当分は、どうせアウトになるなら全力で空振りするほど目の前のことに食らいついてください。そのうち、結果はついてくるものだと実感する日が来るから。
なんてことを甥っ子に伝えられたらと思いつつ、今もタイミングを逸したまま。残念な叔父で申し訳ない。

やっと晴れたと思ったら、すぐに黒雲が近づくんだな。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA