「メリクリ」などという小賢しい言葉が向こう360日くらいは封印されると、今度は「よいお年を」という挨拶が交わされることになるのでしょう。でもなぁ、それも自分からはあまり使えないんですよね。先に言ってくださればお返しできるけれど、何でしょうね。無駄に照れてどうするんだと、いい歳して情けない限りです。
一方、この時期になると取り交わされる「いつまで? いつから?」は、積極的に口にできます。何しろ業務関連の情報収集に必要な問い掛けだから、たずねておかないと厄介なことになる。気配りできる大人の挨拶とは別ですけれど。
それにしても、「いつ」はなかなかおもしろい言葉ですよね。比較的広めの時期や時間を問う疑問詞ですが、わずか2文字で伝わるのが極めて便利。ただ、このPCが漢字に変換する「何時」は、会話文では不適当かもしれません。
たとえば、彼が「近い内に会おう」と約束をしたとき、彼女が「いつ?」とたずねたとします。この場合、曖昧な言い方をする彼に対して、具体的な時間の求めにも読める「何時?」だと、彼女の性格が冷淡でビジネスライクな印象になりがちです。そうではなく平仮名の「いつ?」なら、日時を決めたいわけではないけれど、強がりを隠しながらも確実な約束だけは交わしておきたい意地らしさが漂いませんか。僕なら、グッときちゃいます。
いや、そういう話ではなく、実際の会話でも、一つの言葉を漢字イメージで発音するか、平仮名イメージにするかを考えることが皆さんにはありますか? とたずねておるわけです。僕はわりと普通にやっています。特に人の名前は、漢字と平仮名で気持ちの乗り方が大きく変わるのですが、これっておかしいのかな。
違う、「いつまで? いつから?」までだった。年末年始であれば休業期間を確かめる質問になるので、会社勤めの方に投げかければ、多くの人は「今日が仕事納めで、1月5日が仕事始まり」と答えてくれるのでしょう。僕もそれに倣うことになります。
でも、「いつまで? いつから?」がもっとも気掛かりなのは、実は近所の飲食店。ちゃんと正月休みを取ってほしいけれど、居場所が長く閉まるのも切ない。いやいや、挨拶もままならない男が勝手を言うもんじゃありませんね。

クリスマス当日も、僕の町は雨でしたよ。
