そんな姿は眩しい

最後まで目が離せなくなりました。昨日の高校サッカー選手権準決勝、尚志と神村学園の試合。
それにしても、今の高校生は上手いですよね。その技術力の高さは、サッカー経験がない僕にもわかるほど。一昔前なら、ボールのあるところに人が集まって、足元でガチャガチャやり通しだった気がします。だから、高校サッカーそのものに興味がなかった僕は、正直なところ観るべき対象になりませんでした。
そうした感想は、あらゆる高校生のスポーツに共通していました。けれど現在は違います。特に団体競技のレベルは著しく上がり、上から目線を承知で言えば、観て楽しめるものになりました。僕の言う一昔前とは、上達するための情報量がまるで違うんでしょうね。より良い試合をする道筋で、遠回りをしなくて済んでいるのかもしれません。
ふと思うのは、今の高校生はスポーツ以外の分野でも、かつてより優れているに違いないということ。いわゆる学力方面は、勉強の様子や試験会場の場面がテレビ中継に向かず、アクティブな印象が乏しいテスト結果を示す他にないですもんね。けれどきっと、スポーツ同様に情報量の多さによって、僕ら世代がまるで知らなかった学びの方法を身に着けているのでしょう。いやもう、今時の高校生とは会話にならないんじゃないかな。年長者が切り札にしたい年齢分の経験値だって、AIあたりが精密な予測をしてくれそうだし。
さておきまして、1対1の果てにPK戦で決着がついた尚志と神村学園の試合を見届けてしまったのは、呆れるほどの運動量が理由でした。終盤に至り、追加点を取ったほうが逃げ切るという切羽詰まった局面ではあったものの、激しく攻守が入れ替わる中で、すべての選手がひたすら走り続けていた。肉体はまだまだ成長するだろうし、プロレベルなら何ランクも上のフィジカルモンスターがごろごろいるに違ない。けれど、洗練され切っていないからこそ表現できるがむしゃらさは、高校生だけのものなんだろうな。
そんな姿は眩しいです。直視できないほどだから実像を追いかけたくなるというか。さらに凄いのは、勝ったチームは1日置いて決勝戦に臨む事実です。若さは、回復力に現れます。今の僕に彼らのエネルギーが注入されたら、あちこちガタが来てる肉体が弾け飛びそうです。なので決して憧れず、その眩しさをこの世のものとは思わず見守ります。

スマホじゃ無理とわかっていながら撮ろうとするのは、毎度光源の美しさに魅せられるから。

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