パスポートと鴨ネギ

何がきっかけだったか思い出せないけれど、ふと気になったのが半年ほど前。机の中を探して確認したら、有効期限は2022年の3月末でした。パスポートの話です。詳しく調べていませんが、うっかり失効すると面倒なことになりそうなので、年明けから「忘れんなよ」と意識の片隅にメモしておきました。そんなこんなで先週、パスポートセンターへ。しっかりしてるな、オレ。
もはや説明するまでもなく、コロナ禍となったこの2年は海外に行っていません。最後は2019年8月のスイスだったかな。そしてまた今後も特に渡航予定はなし。であれば失効したところで困らなそうだけど、この仕事は何があるかわからないのが常で、急に「行ける?」と聞かれてパスポート期限が切れていたなんて失態は避けたいわけです。
しかし、いつ海外に行けるんでしょうね。僕の渡航は基本的に取材目的ですから、そういう不要不急を世の中が許してくれる日が再び訪れるかどうか、今はまったく不明です。ゆえに今回はただの事務作業。見知らぬ街へ訪れる期待感がゼロのままパスポートを更新するなんて過去になかったなあと考えつつ、パスポートセンターが入っているビルの2階にたどり着いたら、異様な光景を目の当たりにしました。
某センターは廊下の角を曲がった先にあるのですが、入り口の手前両側に証明写真屋が並んでいました。その軒先から左側で3名、右側で1名の女性が身を乗り出して手をこまねいているんです。あれほど鮮明なこまねき方、僕は初めて見ました。おののきますよ。まさしく今日の自分はネギを背負った鴨で、間もなく鍋に放り込まれるんだと思い知らされますから。
あとでわかったのですが、こんな時期だけにパスポートセンターもガラガラで、おそらく証明写真屋にも閑古鳥が鳴き続けていたのでしょう。そりゃ客の呼び込みも必死になるだろうと。
新しいパスポートは明後日に出来上がります。1週間で引き取れるのも早いほうなのかな。もしやと思って有効期限を確認された方、今なら空いているみたいですよ。証明写真屋の前で鴨ネギ気分が味わえるのも今だけかもしれませんよ。

気温の高さ、日の長さ。そして練習の楽しさ。春の凄さを改めた感じた河川敷でした。

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