新しいパスポート

新しいパスポート、引き取ってきました。今回もまたパスポートセンターは空いていて、10年有効タイプの更新料もろもろ1万6千円の収入印紙を購入してから受け取りまで、およそ15分。手続きとはこのくらいのスピーディさが肝要ですね。助かります。
自宅に戻ってから改めてページを繰ってみて、「ほほう」となりました。査証/VISAの文字が上部に記される、空港でスタンプを押されるページが淡い色目の総柄、というか絵に変わっていたのです。前からそうだっけ? と以前のパスポートを見返すと、古いタイプはページ番号を羅列しただけの事務的なデザインでした。
調べてみたら、葛飾北斎の『富岳三十六系』から10年タイプで24作品を採用したそうな。この新型に変更されたのは2020年3月。思い返せばそれ以降はコロナ過で海外渡航が制限されたことから、新しいパスポートデザインはあまり話題にされなかったのかもしれません。あるいは僕だけが知らなかったのかもしれないけれど。
それにしても、なかなかに美しいです。偽造防止の観点から複雑な絵柄をあえて用いたらしいのですが、ここまでつくり込むのはいかにも日本っぽいですね。こういう技術はもっと自慢したほうがいいと思う。あまりによくできているから、スタンプを押されたくないと思う人もいるだろうな。
とは言え、パスポートは使ってナンボでしょう。上目遣いの係官が渋々といった体でスタンプをガチャンコとするたび遠い場所に来た実感を覚えるし、後に見返したときに旅の記憶を呼び覚ますスイッチになったりもします。だから北斎には申し訳ないけれど、できれば汚していきたいですね。初スタンプはいつになるのかな。
パスポートの変化と言えば、もうひとつ。証明写真の自分の顔です。前回と見比べれば、そこには明らかな10年の違いが存在しています。そしてよくよく考えれば、前回は10年前に撮った顔で10年間の証明を継続し、今回の顔では今後の10年分を証明することになるんですよね。なぜか今回は「大丈夫か?」と、映り云々より心配になりました。69歳のオレってどんな顔になってんだろう。でも、顔面がどうあれ意気揚々とパスポートの更新に臨んでいたら幸せでしょうね。

恥を忍んで公開します。一人の男の10年ビフォア&アフター。分け目は変わらないんだな。

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