何に憤っているのかわからなくなるときがあります。関連した事象がほぼ同時に浮かび上がると、そういう混迷状況を招きますね。直近の政治と報道でそれに陥りました。
あれこれ割愛しますが、市長選の結果を受けて中央政府のリーダー交代が迫るとメディアは伝えるわけです。与党内の相関関係を軸に「誰だとこうで。誰ならああで」と、けっこう躍起になって。
反権力を掲げて政治の動向を観察・指摘するのがメディアの本筋なら、政治家の活動を随時チェックするのは大事な仕事なのでしょう。けれどそれら時事を取り上げる場面では、専門家と呼ばれる人々による、首のすげ替え裏情報の自慢大会に見えてしまうのです。それよりも、もし交代が必要であれば「誰だとこうなり、誰ならああなる」という具体的な個人評を教えてほしいと思うのです。あるいは、政治家個々の指針は国民一人ひとりに監視の責任があるとしても、メディアがその辺をテーマに取り上げるなら、国民一人ひとりが未来を考えられる具体的な情報を優先するべきではないかと。でないと、噂話をおもしろがるレベルを超えないし、つまるところ誰になっても大した違いはないと感じてしまうから。
あくまで個人の感想です。そうではない情報を伝えているメディアがあるかもしれません。
そんなこんなで、相応の取り決めによって選んだリーダーをすぐに替えようとする政治と、交代劇の表層だけを追いかけるメディアの、僕はどちらに憤っているのかわからなくなっています。けっこう身近な範囲で感染者が出ているこんな状況だから特に、わだかまりの根が育っているのかもしれません。
とまぁ、扱いにくいと感じている政治関連の話題に触れたのは、某国の日本大使の質問が耳に残っているからです。
「なぜ日本は、政治と国民にこれほど距離があるのですか?」
答えることができませんでした。それは自分にもよくわからない謎だからです。
(以上は書き置き的に記しておいたのだけど、昨日になってリーダー自ら時限的に退くことを発表しちゃいました。何かもう、って感じ)

わりと近所で発見した素敵な建物シリーズ。
