恙なく

大晦日になると頭に浮かぶ言葉があります。「つつがなく」。漢字に直すと「恙なく」。童謡の『ふるさと』の歌詞にも出てきます。2番の「恙なしや友がき」がそれです。 「恙」の一字には病気や災難、あるいは痛い個所という意味が含まれ...

小晦日

小説のような文字だらけの本を読むのは苦手だったけれど、写真や絵が多かった図鑑ならいくらでもページを繰れた小学生の頃、北国の生活を紹介する項で2階に玄関がある家のモノクロ写真を見ました。それは冬でも雪が積もる日が少ない首都...

同じようなことを来年の今頃も

実は気に入っているのかと自分でも呆れ始めましたが、この1年の振り返り完結編をお届けします。残念なことやシリアスな話が続いたので、今日はよかったこと。 よかったこと? こんなに人に会えました。こんな場所に行けました、という...

少なく見積もっても20年間は

1年を振り返ることはしないと言いつつ、一度気になり出すといくつかのトピックスを脳が勝手にまとめ始めますね。うれしくなかった事柄ばかりがよみがえる性分なのに。 シリアスにリアルになったのは、母親の老いです。およそ一カ月間隔...

今になって残念な気持ちが

都度に反省はするものの、この時期に至り1年を振り返るというようなことはしません。性分でしょうが、思い出そうとするとよくない事柄のほうが多くなってしまいそうだから。とか考えていると、ほら、出てきちゃった。今年でいちばん残念...

良いお年を

明日の月曜日から何日かで仕事納めを迎える方が多いかもしれませんね。僕は先週の金曜日が今年最後の原稿書きとなりました。そんなわけで各方面に送るメールにも年末特有の定型的ご挨拶を。そこではたと、「良いお年をお迎えください」は...

感度低下の今年ならではの理由

この2カ月くらいのことですが、「今日何を着ていく?」感度がかなり低下しています。オシャレの話ではなく、外気温への対応度が鈍いという件です。秋物などという、それこそオシャレな類の服を備えているわけではありませんが、今年は薄...

イブ

12月24日はクリスマス・イブ。この国ではお祝いの前日という意訳が常識化していますが、本来イブはeveningの略ですから、正しくはChristmas Eveningすなわちクリスマスの夜になるわけです。ではなぜ、クリス...

過去の今日

過去の今日に何が起きたかを見ていると、時に何人もの人が同年同日に亡くなっている記述に当たります。1948年12月23日の忌日の項には7名の名前がありました。いわゆる東京裁判で起訴された日本人の中でA級戦犯とされ、その日に...

冬至が好き

今日は冬至。簡単に言えば、1年でもっとも昼間の時間が短い日。ここでもよく書きますが、冬至が近づいてくると不思議とソワソワするんですね。クリスマスとは比べ物にならないくらいに。なぜだろう? 僕が住む町ではこれから冬の本番を...