反省のボーナス日に

2月29日は閏日。この件に関して、今日あたりあちこちでウンチクが語られそうですが、4年に1回なので僕も喋っておきます。 なぜ4年に一度を閏年とし、2月を1日増やすのか。すべては、人類が長い時間をかけて正確な暦をつくってき...

健気までに必死な物欲

頻度は低めながら、一度湧いたら抑えきれないのが僕の物欲の特徴です。直近では、野球のスパイクでそれが露見しました。 長く履いているヤツがくたびれてきて、そろそろ替えたいなあと思っていたわけです。草野球ながら、新しいシーズン...

SNSの多勢に無勢

どういう仕組みなのかよくわからないけれど、SNSあたりでは昔の写真が突然上がったりしますよね。「こんなことがあったでしょ」と、飲みの席でとなりに座った長い付き合いの知人が語りかけてくるみたいに。ついこの間は、10年以上も...

手を動かすこと

時代遅れに苛まれるとき、いつも僕を救ってくれるのはホムンクルスの図です。ご存じの方も多いと思いますが、ホムンクルスの図とは、ペンフィールドというカナダの脳神経外科医が描いた、脳の部位と身体の機能の対応関係です。よかったら...

指先に侘しさ

こういう話題は、たとえお世辞でも「まだそんなことないですよぉ」と笑ってもらえそうなうちに喋ったほうがいいと思ったりします。 この冬の身体的悩み第1位は、指先のひび割れ。左右関係なく、特に人差し指と親指の頂点からやや下がっ...

陰鬱

まだ寒い時期だけにジトジト感が薄いのはましだけど、今週は梅雨みたいな天気が続きました。気分を漢字で表すなら、陰鬱。字面も字感も、底辺まで押し込まれて身動きできないイメージが強い。音も同様。普段から声が高い人でもこの熟語を...

情けない事実と優しい真実

事実と真実について考えてみました。まず、熟語を分解してみます。事(こと)の実(まこと)と真の実。それぞれに具わる実が意味するのは、中身・内容。というわけで事実と真実は、先頭の一文字によって付随する中身が違うことになり、ゆ...

犬も猫もちゃん付で呼べないけれど

犬同伴OKのバーのドアを開けたら、黄金色のモフモフが僕の靴に鼻を近づけてきました。お愛想だとわかっていても、向こうから擦り寄ってきてくれたら撫ぜずにはいられなくなります。勝手に触るのは失礼と思いつつ、触られているほうは嫌...

頑固者の日

今日は「漱石の日」だそうな。漱石とは、言わずと知れた夏目漱石。けれど2月21日は、彼の誕生日でも命日でもなく、作家デビューした『吾輩は猫である』を出版した日でもありません。なのになぜ? 当時の文部省は、漱石に文学博士の称...

残念に感じるのは誰か

「残念」という言葉の意味について考えてしまったのは、僕の周囲で病気や怪我に直面している人が増えているからです。およそ身体の不調や故障は予定外のものだから、当初の計画の変更を余儀なくされます。それが差し当たってもっとも残念...