入れ込みまくっている野球。一昨日にも試合がありました。2023年の10ゲーム目なんだそうですが、本年最終戦の相手チームは全員大学生。しかも高校野球の名門校出身者ばかり。それにしても、平均年齢が40歳代を下回らない僕らと対戦してくれるなんて、こんなにいい子たちはいませんね。
お察しの通り、結果は大敗。個人として3三振かつタイムリーエラーを記録し、今年最悪の内容となってしまいました。好投手ぞろいだから三振は仕方ない。見逃しではなく振り切ってのアウトだから、それは許す。しかし、さんざん練習してきて守備のエラーは看過できないんですよね。かなり落ちました。野球が嫌いになるほどに……。
いえいえ、わかっています。年甲斐もなく喜怒哀楽を表に出せる趣味を楽しめるのがどれほど幸せなことか。斜めに傾いた日差しをまぶしく感じながら球を追いかけている同時刻、彼方の街ではいまだ戦火が止まず、行き場を失っている人が大勢います。あるいは、さほど遠くない場所にも病の床に臥せながら今年を見送る人がいます。
その一方でオレは、などと考えてしまえばうつむかざる得なくなりますが、様々な環境や状況、または症状の現実を忘れず、僕にできることを精一杯やるしかないと、身勝手ながらそんな結論に納得する他ありません。
感謝しなくちゃ。大晦日に至って実感するのは、そんなシンプルで、けれど大切にしなければならない思いだったりします。良いお年をお迎えください。
都会の外れにも無事にやってきた、呑気で穏やかな年の瀬。
