いろいろ心配

少し前、腰が痛いという話をしました。それを伝えたのは、痛みが明らかになってから約1週間後。原因は不明で、それとなく作業中の座り方に問題があったのではないと勝手に推測していました。無意識なまま右足を上にして組む癖があり、痛みがあるときにその姿勢を試してみると、痛みの本質が右腰に存在しているのがわかったので、まぁそういうことかと思ったわけです。
それにしても一時期は、「今この状態から動けばぴきっといくかもしれない」というような、未経験ながらぎっくり腰を予感させるほどの不安と不快が伴っていました。原因がつかめていなかったので、どうすれば治るかもわからず、このまま腰痛持ちになるんじゃないかと、実は戦々恐々だったんですね。
ところがある晩。珍しく寝つきが悪く、眠りに落ちたかと思ったらすぐに覚醒するという、まったくもって気持ち悪い寝方をしました。あまりに忌々しかったので、アラームが鳴るよりうんと早く体を起こしたくらいです。
そのときでした。あの不安で不快な腰の痛みが消え去ったのを自覚したのは。正確に言えば、痛み自体は残っていました。しかし、モワモワした得体の知れない感じではなく、狭いながらも痛点が明確になって、ふと「これは治るな」と思えたのです。気持ち悪い寝方をしている最中の寝相が逆療法にでもなったのだろうか。そんな奇跡的なことってあるのかな。
そんなこんなで現在は、多少の張りらしきものがありつつも、ほぼほぼ回復そんな経緯を昔の自分だったら、してやったりとほくそ笑んだはずです。オレってやっぱり頑丈なんだと。けれど今は、軽く考えることができなくなりました。ここのところ同世代の知り合いで体の不調を訴える者が続いているからです。
「それに引き換え、アンタは元気ね」と褒められるように飽きられるのだけど、僕だけが様々な事柄を免除されるはずはありません。あるいは持って生まれた健康の源泉が豊かであっても、さすがにそろそろ枯れ始めるだろうし。
何か、いろいろ心配。みんな、大丈夫?

レンズを向けたら、ポーズを取ったように見えた。

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