霜降

今年もすでに296日を消化しましたが、2023年の気分なので二十四節気に触れます。
今日は、24ある節気の18番目にあたる霜降。「しもふり」で検索すると、昨今は『霜降り明星』がトップに出てくるのでご注意を。
読みは「そうこう」。いずれにせよ文字面そのままに、いよいよ霜が降る時期になることを伝えています。二十四節気が風流なのは、霜降を秋の最後の節気としているところです。霜は降っても冬ではないけれど、晩秋は「冬隣」とも呼ばれているので、次の季節の準備をしなさいねと、そんな優しい気配りをしてくれるように感じます。
先週くらいでしょうか。北の町から雪の報せが届くようになりました。となれば実際に霜が降っているのかもしれない。一方で僕の町は、さすがにそこまでの「冬隣」感はなく、あるいは公園などを除けば土の場所がないので、霜を確認することもできません。無粋ですね。
ただ、先週末の花火大会もそうでしたが、夜はだいぶ寒くなりました。「まだ夏日が続いている」という天気予報に心理操作され、薄着のまま日中に出かけて夜を迎えると、ぶるぶる震えて腹立たしく成る始末。ま、情報の収集・分析能力と計画性の乏しさは自分の責任ですが。
それにしても、異常という言葉も聞き飽きたあの猛烈な夏の頃は、もう二度と寒くならないんじゃないかと思いませんでしたか。少し前に書いたコロナ禍も同様。今後誰とも顔を合わせられないかもと心配したのが、今となっては懐かしい。
いやいや、感染症と気候は別物ですね。でも、いずれにせよピークがあり、やがて収束する流れは似ていて、僕らはそれにいかに耐えられるか、常に試されているような気分になります。ならないかな。
前回の冬に買った遠赤外線足元パネルヒーター。広げたままずっと机の下に置いていました。畳んで仕舞えばいいのにと、面倒臭がりの自分を罵ってきたけれど、そろそろですね。試しにスイッチを入れてみたら、今はまだ熱がモヤモヤして気持ち悪かった。
15日もすると二十四節気は冬の枠に入り、次は立冬になります。そこからは冬や雪や寒といった、いかにも冷えた名前の節気ばかり。どんな冬が来るんだろう。

みんなで花火を見た会場の玄関。ここだけなら正月の親戚の家みたいね。オレの靴はどこ?

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