リーズナブルなエモーション

達成感、充実感、満足感。意味合い的にはそれぞれ微妙に異なるけれど、そうした“感”を覚えると「やっていてよかった」とうれしい気持ちになりますよね。そしてまた“感”をより味わうには、どちらかと言えば長い時間・期間を要したほうがいいのでしょう。もちろん日々のそれぞれを得るため頑張ることもある種のルーティンとして、または課題として大事ですが、たとえば「半年かかったプロジェクトがようやく……」なんて場合は、たぶん打ち上げのビールの上手さも格別なんじゃないでしょうか。
あるいは、僕には未知の領域ですが娘が嫁ぐ日の父母も、何をどう勘定していいかわからないほどの“感”を受け止めるのかもしれませんね。感無量って、そういうときのためにある言葉なんだろうな。
とまぁ、もっともらしいことを書き連ねておりますが、僕がそうした“感”を味わうのは、ずいぶん前から使っている青のボールペンのインクが切れたときです。皆様においてはスマホまたはPCの多用により、かつてほど筆の類を走らせなくなったと思います。しかし僕は取材時にひたすらメモを取るタイプですから、インクの消耗が非常に激しいんですね。なおかつしっかり書けるよう筆先1.6ミリの太いペンを選んでいるなので、大げさでなく青がドボドボとノートにこぼれていきます。
そんな具合なので、インクを収めた芯を最後まで使い切るなんてしょっちゅう。それを差し換えるときに、何とも言えない達成感と充実感と満足感が体に染み渡るのです。あるいは原稿を1本書き上げるよりも。ボールペンも換え芯もめちゃくちゃ安いので、我ながらささやか過ぎて苦笑しますけどね。リーズナブルなエモーション。実にオレっぽい。

まとめ買いの換え芯が届いたのを自慢しています。うらやむ人などいないか?

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